弓浜絣
(ゆみはまがすり)
- 産地:
鳥取県
説明
鳥取県米子市、境港市の弓ヶ浜半島で織られている藍染の綿織物。「倉吉絣」、島根の「広瀬絣」とともに山陰地方の三絵絣の一つとされています。「浜絣」とも呼ばれています。
江戸時代に綿花の栽培が始められたそうで、この地域の綿は品質が良く「伯州綿」と呼ばれ、鳥取藩を代表する産業となっていきました。そして、綿を使った織物も盛んになり、これが弓浜絣の起源と言われています。
その後、そして文化年間(1804年~1817年)の頃に、「絵絣」が織られるようになりました。弓浜絣は、山陰地方の絣の中でも特に人気が高く、1874年には絣織物の生産量が全国3位に。
現在、生産量が少なくなっていますが、「浜絣あいの会」が弓浜絣伝承のための活動を行っており、後継者育成も積極的に行われています。
■弓浜絣の商品Pick Up