琉球絣
(りゅうきゅうかすり)
- 産地:
沖縄県
説明
沖縄県の南風原地区を中心に織られている絣織物。生活道具や動物、自然などを図案化した模様が特徴的です。
1612年頃、琉球の五偉人の一人である儀間真常が、薩摩から木綿の種子と木綿技術を導入したことで、盛んに織られるようになったと言われています。
そして、薩摩藩により「薩摩絣」として販売され全国に流通していきました。
なお、琉球絣はもともと沖縄で生産される絣織物の総称だったので、「宮古上布の紺絣」や「八重山上布の白絣」「久米島紬」「芭蕉布」なども、まとめて琉球絣と呼ばれていたそうです。
現在では、主に南風原地区を中心に生産されている絣織物のことを指し、かつては木綿の紺絣が主でしたが、ほとんどが絹織物になり、色も多彩になっています。
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