南部紬

南部紬
(なんぶつむぎ)

  • 産地:
    岩手県
カテゴリー:

説明

岩手県岩泉町や花泉町で織られている紬。

起源は明らかではないですが、江戸時代には、南部藩に保護・奨励され、盛んに織られていたそう。寛政年間(1789年~1800年)に幕府への献上品として用いられたことがきっかけとなり、南部紬の名は世に知られるようになったと言われています。

南部紬は、南部紫根染南部茜染によって縞に先染めした織物でしたが、染料の原料である紫草や茜草の入手が難しくなるにつれ、白地のまま販売されるようになりました。

現在、職人が少なくなり、生産量もわずかとなっています。