松阪木綿
(まつさかもめん)
- 産地:
三重県
説明
三重県松阪市周辺で生産されている木綿織物。染色方法は藍染めが基本で、縦縞の柄が特徴です。
江戸初期頃から本格的に生産されるようになり、江戸に進出した松阪商人によって広められたと言われています。江戸で人気を博し、江戸に店を構えた三井家(越後屋)などの豪商が木綿問屋として繁盛していました。
なお、松坂木綿の特徴的な縦縞の柄は、現在のベトナムにあたる安南から渡ってきた「柳条布」が起源だといわれています。
明治時代になると、海外から安価な布が輸入されるようになった影響を受け、また、その後の生活様式の洋装化などで衰退していきました。
現在、生産量がわずかになり後継者も少なくなっていますが、松阪木綿の継承・再興の活動が積極的に行われています。「松阪もめん手織りセンター」では、機織り体験ができます。
■松阪木綿の商品Pick Up