有松・鳴海絞

有松・鳴海絞
(ありまつなるみしぼり)

  • 産地:
    愛知県
カテゴリー:

説明

愛知県名古屋市の有松、鳴海地区を中心に生産されている絞り染めの総称。

1610年~1614年にかけて行われた名古屋城築城の手伝いを、現在の大分県にあたる豊後の大名が命ぜられた時に、豊後から連れてきた人によって絞の技法が伝えられ、そして竹田庄九郎という人が木綿に絞り染めを施した手ぬぐいを作り、東海道を往来する旅人へお土産として売り出したのが始まりと言われています。(諸説あります)

その後、現在の愛知県にあたる尾張藩の保護のもと、絞独特の上品で多種多様な技法が考案・開発されました。

有松・鳴海絞の特徴は、その技法の多さにあります。雪花絞・鹿の子絞・巻き上げ絞・蜘蛛入り柳絞・三浦絞・嵐絞・桶絞・筋絞・板締め絞・縫絞などなど100種類以上あるそう。

しかし現在、後継者不足や生産量の減少などにより、かつて100種類以上といわれていた技法が減ってきています。

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