お召(おめし)の着物とは?どんな種類がある?

お召(おめし)の着物とは

お召の着物とは、横に強い「撚り(より)」をかけて精錬した上で染めた着物で、縮緬の一種になります。江戸幕府11代将軍の徳川家斉が好んでお召しになったことから、この名がつけられました。

縮緬より丈夫で張りがあって、体によく馴染む着物ですが、湿気には弱く、特に雨にあたると縮むので注意が必要です。

種類がとても多く、西陣・桐生・塩沢など産地の名が付いていて、同時に産地の名がそれぞれの特徴を表しています。

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紋お召(もんおめし)

紋お召は、お召の一種で、紋織機を使って文様を織り出したお召を指します。

文様が織物全体に出ている総模様のものと、所々に出ている飛び模様、裾の部分にだけ出ている裾模様のものがあります。製織/仕上げなどは、普通のお召とほとんど同じです。

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