着物の小物のお手入れ方法
基本的に着物と同じで、汚れを落とした後で湿気がない場所に、シワがつかないように収納します。
以下、小物別にお手入れの方法を書いていきますが、これが正解!というわけではありませんので、参考にする程度で読んでみてください。
帯揚げや帯締めは、洋服箪笥の下着入れなど(いくつかに区切られてる)でも、十分収納ケースとして活用できます。
半衿のお手入れ
ほとんどのものが手洗いできますが、色落ちの心配があるものや刺繍半衿はクリーニングに出しても良いです。
洗ってすすいだ後、タオルで挟んで水気を取って、すぐにアイロンをかけると綺麗に仕上がります。
湿気のない場所に2つ折りにして、シワにならないように収納します。
帯揚げのお手入れ
使用した後は、アイロンでシワを伸ばしてからしまいます。
しまい方については、長さを4つ折りにしてから、さらに3つ折りにして箱に並べます。
きっちり折ると、シワができるのでふんわりと並べるようにします。少しずつずらして重ねて並べると、使いたいときにすぐ見つかる上、見た目にも綺麗です。
帯締めのお手入れ
房を揃えて2つに折って、浅い箱に並べて収納します。
房が曲がって乱れているときは、アイロンの蒸気をあてて、きれいに伸ばしてから、紙などを巻いて収納します。房が乱れたままで、紙を巻くとそのまま癖がついてしまうので注意しましょう。
草履や下駄のお手入れ
履いた後は汚れを落として、十分に乾かした状態でしまいます。乾ききってない状態で湿気が残っていると、カビの原因になります。
畳表の草履や下駄は、畳の表面を拭いて乾かしましょう。
最後に鼻緒を整えて箱に入れます。箱を収納する場所には、除湿剤を入れておきます。
バッグのお手入れ
汚れを拭いた後で、買ったときの箱などに入れておきます。専用の袋でも構いません。
形がくずれないように、収納します。
足袋の洗い方
足袋は思ってるよりも、汚れているものです。
洗剤を溶かした水にしばらく漬けた後、表をやわらかいブラシで、裏は固めのブラシで洗います。このとき布目にそうようにしましょう。
洗った後は、形を揃えて干します。
帯のお手入れ
最後に、帯のお手入れも紹介しておきます。
ぬくもりがあるうちに、シワを伸ばしてたたみます。その際、帯の左右を引っ張って糸目をたてるとピンと伸びるので、アイロンを当てなくも良くなります。
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