初めて着物を買うときの基本的な心構えとは?

初めて着物を買う…その前に

初めて着物を買う際に「どんな着物がいいんだろう?」とわからないときは、まず家の箪笥の中で眠っている着物がないか、お母さんやお祖母さんに聞いてみて、手持ちの着物を確認した上で気に入ったものがあれば、それに合わせて小物を買うのがおすすめです。

着物がない場合は、既製品やリサイクル・アンティークなど安価なもので一式揃えましょう。小物類は一度揃えればこと足ります。

なお、無理に一式揃える必要はありません。「いま、必要なものは何かを知ること」が重要だということです。

初めて着物を買うときの基本的な心構え

いざ着物を買うとなると、戸惑うことも多いかと思いますが、基本的な心構えは以下になります。

どういう目的で買うのか決める

何も決めないで買いに行くと、店員さんのすすめられるままになってしまうのは洋服と同じです。

まずは、どういう目的で買うのかを考えましょう。

友達と遊びに行くのか?お茶会に参加するための着物を買うのか?など、目的によって着物の種類などが限定され、相談もしやすくなります。

着物に関する最低限の予備知識を調べる

最低限の予備知識は、本やネットなどを駆使して調べましょう。

アドバイスを受けることも必要ですが、まるで知識がない状態だと、そのアドバイスすら、何を言ってるのかわかりません。

少なくとも自分の好み・予算・種類など、自分が欲しい着物についての予備知識は持って「自分の希望」を伝えられるようにしましょう。

あまりに抽象的だと、アドバイスする側も困るのは着物に限った話ではありません。

手持ちの着物や帯を持参して合わせる

着物は手持ちのものがあって、それに合わせて帯や小物を揃えたいという場合は、持参してそれに合ったコーディネートをしましょう。

そうすることで、その場の印象だけで買って、あとで「思ったのと違う…」ということになるのを防ぐことができます。

また、お店の中の光源だけを頼りにするのでなく、太陽光の下で見た時の色はどうか?顔映りはどうか?と確認することも大切です。

普段から着物に関心をもち数多く見る

ファッションに関心を持って、雑誌などで数多くのデザインを見ている人は買い物上手、というのは洋服も着物も同じです。

本・雑誌・ネットなど、着物を見れる媒体はたくさんあります。そうやって色々と見ているうちに、着物を見る目も肥えてきます。

不安なら友人や着物に詳しい方と

ネットショップではなく、実店舗に一人で行くのが不安な人は、信頼できる友人か、着物について詳しい方と行くのがおすすめです。

客観的な意見を言ってくれる人がいるのは良いことです。場の空気に流されて買ってしまった、似合わないのに買ってしまった、なんてことがなくなります。

支払総額をきちんと確認する

仕立て上がりではなく、仕立てから頼んでお誂えにしてもらうときは、袷の着物なら表地のほかに八掛・胴裏が必要ですし、仕立て代も必要です。

表示されている価格のほかに、それらの料金がプラスされることを忘れていると、いざ会計のときに「こんなはずでは…」ということになるので、そのあたりの確認を忘れないようにしましょう。

関連 着物はどこで買うのが良い?主な購入方法を紹介
関連 アンティーク/リサイクル着物の買い方選び方を紹介。注意点は?
関連 着物の寸法の測り方は?どこを採寸すればいい?

着物の基礎知識トップに戻る